流体力学– category –
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ベルヌーイの定理とは?流体力学の基本をやさしく解説
ベルヌーイの定理は、流体(液体や気体)の流れにおけるエネルギー保存則を表す基本的な法則です。日常生活では、水道の蛇口や飛行機の翼の原理など、さまざまな場面で応用されています。 ベルヌーイの定理の式 流体が非粘性(粘り気のない)で、摩擦や外... -
揚力と抗力の基礎と圧損との関係
1. 揚力・抗力とは 揚力(Lift):流体の流れに対して垂直方向に働く力。主に翼形状や迎角によって発生。 抗力(Drag):流れに対して平行方向に働く抵抗。摩擦抵抗・圧力抵抗・形状抵抗などに分けられる。 \(L = \frac{1}{2} \rho v^2 C_L A\) \(D = \fra... -
粘度と動粘度とは?違いと圧損計算との関係を解説
流体力学や配管設計では、粘度や動粘度といった物性値が欠かせません。これらは流体の流れやすさを示す重要な指標であり、圧損の大きさにも直結します。ここでは、それぞれの意味と違いを整理し、圧損との関係を解説します。 1. 粘度(絶対粘度)とは?(粘... -
静圧と動圧とは?圧損計算との関係も解説
流体力学や配管設計において、静圧と動圧の理解は不可欠です。これらは単に圧力の種類の違いだけでなく、圧損の計算や流体のエネルギー評価にも深く関わっています。 1. 静圧とは 静圧(Static Pressure)は、流体が持つ運動によらない圧力のことです。流... -
温度・圧力による密度・粘度の換算ツールと計算方法
はじめに 流体工学や熱流体の計算では、温度や圧力によって変化する「密度」と「粘度」の値が必要になります。温度や圧力が標準状態でないと密度、粘度が簡単に調べられず面倒ですよね。本記事では 温度・圧力を入力すると密度・粘度を自動計算するツール ... -
流体の密度・粘度一覧表
流体力学や伝熱計算を行うときに欠かせないのが、密度(ρ)と粘度(μ, ν) の値です。特にレイノルズ数の判定やポンプ動力の計算、配管設計では、物性値を正確に把握することが重要になります。 ここでは、代表的な液体・気体の密度と粘度を20℃・1気圧基準... -
層流と乱流の違いとは?レイノルズ数を簡単オンライン計算!
流体力学において重要な概念のひとつが「層流」と「乱流」です。配管設計や化学工学、さらには医学や空調など幅広い分野で登場する基本ですが、その違いを正しく理解している人は意外と少ないかもしれません。 この記事では、層流と乱流の特徴・判定方法を... -
ポンプ動力計算ツール|流量・揚程・効率から必要動力を自動計算
ポンプ動力計算ツール ポンプ動力の計算式 ポンプの必要動力 P は次の式で表されます。 \(P = \frac{\rho \cdot g \cdot Q \cdot H}{\eta}\) P:ポンプ動力 [W] \(\rho\):流体密度 [kg/m³] g:重力加速度(9.81 m/s²) Q:流量 [m³/s] H:全揚程 [m] \(\e... -
圧損計算ツールまとめ|直管・曲管・オリフィス・急拡大縮小・入口出口の損失係数を自動計算
配管設計や流体システム設計では、圧損(圧力損失) の正確な見積もりが欠かせません。特に 直管摩擦損失 や 急拡大・急縮小・曲管(エルボ/ベンド)・オリフィス・入口・出口 などの局所的な損失は、損失係数K値 を用いて計算します。 この記事では、当... -
出口圧損の自動計算ツール|管出口の圧力損失を簡単に算出
出口圧損とは? 配管から流体が流出する際、流線の乱れや急激な加速によって出口損失(出口圧損)が発生します。 圧損は以下の式で表されます。 \(\Delta P =K×\frac{1}{2} \rho v^2 \) ここで、 \(\Delta P:出口圧損(Pa)\) \(K:出口損失係数\) \(\rho...
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